(社)兵庫県建設業協会(岡繁男会長)の「第59回通常総会」が15日、神戸 市西区の兵庫建設会館で開催された。総会には岡会長並びに来賓、会員各社 の代表ら約170人が出席、新しい事業計画などを決めるとともに、役員改選で は岡会長らの留任を決めた。 総会で挨拶に立った岡会長は、業界を取り巻く環境は依然として厳しいこと を指摘しながら、「安全な県土を実現するためにも社会資本整備の必要性を 訴えていく」とし、技術と経営に優れた企業が社会資本整備の担い手として 活躍できるよう、「建設業の振興と経営改善を柱に事業展開を図るため、一 層の協力をお願いする」と呼びかけた。 来賓挨拶では、近畿地方整備局の岡田順一郎副局長が、「技術と経営に優れ た企業が伸びるような環境整備に努めていくが、各企業も創意工夫を凝ら し、積極的に経営強化と地域への貢献に努力してほしい」と述べ、井戸敏三 知事は、「事業も選択と集中の時代だが、地域特性を活かすためにも社会資 本整備は重要で、その推進にあたり協力をお願いする」とし、神戸市の梶本 日出夫副市長も、「公共事業は建設業界が支えており、苦しい時代だがそれ を乗り越えてほしい」と、それぞれの立場から言葉を寄せた。
この後の議案審議では、昨年度の事業と収支決算報告、今年度の予算と事業計画などを審議したほか、任期 満了に伴う役員改選が行われ、岡会長の再任を決めた。また、叙勲と国土交通大臣、兵庫県知事の功労者の 紹介と会員・職員に対する表彰式も行われた。