出江体制のバックアップも (社）日本建築家協会近畿支部（吉羽逸郎支部長）の2008年通常総会が23日、 大阪市中央区の綿業会館で開催され、吉羽支部長はじめ会員ら約100人が出席 し、今年度の事業計画などを決めた。 総会では初めに吉羽支部長が挨拶。吉羽支部長は、偽装問題や建築士法改 正、適合性判定など「建築界の環境は厳しいが、多方面の意見を集約し、智 恵を結集していきたい」とし、今年度の支部活動では次期ＪＩＡ会長となる 出江氏を支援する活動を実施するとした。活動では、会員サービスに加え社 会に対するアピールと、本部からのトップダウン方式からボトムアップへ改 め、また、設計環境改善のためには、第一線の支部・地域会の働きが重要ー と支部組織の改善を実施。「出江体制を全面的にバックアップする」と協力 を呼びかけた。 また、近畿支部で唯一地域会がない大阪府での地域会発足に関しては、設立 準備委員会が「今年度の設立は保留」として当面は見送りとしたが、代替組 織として任意による地域部会を、府下８地区で発足させるとした。
議案審議では、昨年度の事業活動と収支決算報告、今年度の予算、役員人事がそれぞれ承認された。また、 総会終了後は第３回関西建築家新人賞の表彰式が行われ、受賞者の荒谷省午氏と玉置順氏に対して、吉羽支 部長から賞状と副賞が贈呈された。