全業務対象に提案を公募 大阪府では、大阪版市場化テストの対象業務選定にあたり、府の業務全般を対象として提案を募集してい る。民間で実施可能と考えられる業務や実施を可能とするための条件等について求める。募集期間は6月30 日まで。 大阪版市場化テストは、行政と民間が多様な形で連携し、公共サービスの提供を図るPPP改革の一環とし て実施するもの。府で2005平成年度にガイドラインを策定、「官民競争型」と「提案アウトソーシング型」 を設定して取り組みを進めてきた。2007年度には、提案アウトソーシング型の具体的手法として「民間提案 型アウトソーシング」を導入、外部有識者で構成される「大阪版市場化テスト監理委員会」を設置し、職員 研修業務と建設業許可申請の受付業務等で提案公募を行い、それぞれ民間への業務委託を決定している。 今回は、市場化テストのさらなる推進を目的に、対象となる業務選定の参考とするため、府の業務全般に関 して、民間で実施が可能と考えられる業務、民間での実施を可能とするための条件等についての提案を公募 するもの。 対象となるのは、政策企画部、総務部、生活文化部、にぎわい創造部、健康福祉部、商工労働部、環境農林 水産部、都市整備部、住宅まちづくり部、会計局、水道部、教育委員会事務局、選挙管理委員会事務局、監 査委員事務局、人事委員会事務局、労働委員会事務局、収用委員会事務局、海区漁業調整委員会、内水面魚 場管理委員会の19部局。応募のあった提案については、府で整理・検討を行い、提案概要と提案に対する府 の考え方を公表、その後、監理委員会で審議し対象とする業務の選定などを行うとしている。 提案の受付と提案書様式、業務に関する質問・照会は、大阪府総務部行政改革課改革グループ(電話06- 6941-9089)まで。詳しくは府のHPで。