初月販売率も60％台に低下 （株）長谷工総合研究所はこのほど、２月の近畿圏マンション市場動向をまとめた。新規供給戸数は2,226戸 で、前年同月比34.4％減。新規発売物件数は93件で、同じく4.5％増となった。93件のうち73件が継続販売物 件であり、新規発売物件の供給は抑制されている。 初月販売率は、前年同月比7.7ポイントダウンの63.1％に。２月の初月販売率が60％台に低下するのは、1998 年（65.7％）以来となった。分譲中戸数は5,760戸で、前年同月比958戸増加。完成在庫は1,774戸で、同じく 782戸増加した。 平均価格は3,540万円となり、前月比12.9％のアップとなった。これは、大阪市内のワンルームマンションの 供給減もあって、平均面積が前月比6.40?広い74.65?に拡大した影響が多い。分譲?単価は前月比3.0％ア ップの47万４千円／?となった。 地域別の新規発売件数及び供給戸数は次のとおり（本文中の％はすべて前年同月比）。 ▽大阪市 ＝20件・648戸（16.5％増） ▽南大阪 ＝７件・297戸（107.7％増） ▽東大阪 ＝６件・158戸（74.１％減） ▽北摂 ＝９件・133戸（76.3％減） ▽神戸市 ＝10件・148戸（60.2％減） ▽阪神間 ＝13件・209戸（71.7％減） ▽その他兵庫＝３件・158戸（132.4％増） ▽京都市 ＝11件・190戸（18.8％増） ▽その他京都＝１件・17戸（−） ▽和歌山県 ＝０件・０戸（−） ▽奈良県 ＝７件・114戸（3.4％減） ▽滋賀県 ＝６件・154戸（316.2％増）