京都市では、地下鉄東西線の太秦天神川駅までの延伸に伴い、同駅の周辺整備事業に取り組んできたが、こ れほど、それらの事業の一環として整備を進めてきた「太秦下刑部(うずまさしまけいぶ)公園」(京都市 右京区太秦下刑部町地内)が完成し3月11日に開園した。 公園面積は1,600?で、主な施設は広場(はらっぱ、園路)、サービス施設(藤棚、水飲み場、ベンチ、ウッ トデッキ)、遊戯施設(複合遊具、スポリング遊具、滑り台)など。同公園の整備に当たっては、3回にわた るワークショップを開催し、住民主体のまちづくりに努めてきた。 このうち、水の流れる広場では公園にほど近い木嶋坐天照御魂神社(通称蚕ノ社)の三柱鳥居をモチーフに したモニュメントや、手押しポンプを利用した水の流れを楽しむ空間を設置。また四季折々の花が楽しめる ように。オオシマザクラやサルスベリなどを配し、シンボルツリーにはクスノキを選定するなど、安らぎを 感じる空間となるよう配慮している。事業費は4,749万4千円。