大和システム(株)(上島貫志社長)ならびに近鉄不動産(株)(谷口宗男 社長)はこのほど、堺市に共同で建設中の高齢者向け分譲マンション「マス ターズステージ泉ヶ丘(堺市南区三原台1−3−8)」について、事業計画 を発表した。ハイネスコーポレーション?(緒方一彦社長)のコーディネイ ト、オレンジコープ(泉南生活協同組合、笠原優理事長)との提携によるも ので、総戸数は270戸。関西で2000年以降に販売された高齢者向け分譲マンシ ョンでは最大戸数となる。
同事業はマンションデベロッパーの住宅供給ノウハウと、介護・医療事業を展開する異業種生協オレンジコ ープによる地域に根ざした介護や医療、生活支援サービスを組み合わせた新スタイルの高齢者向け分譲マン ションで、泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」から徒歩六分に位置。RC造地上15階建て、敷地8,497.07?、延べ2 万1,323.43?、総戸数270戸の規模を有し、設計・監理は?ダイシン建築設計事務所、施工は鴻池組が担当す る。専有面積は39.33?から78.49?、間取りは1Kから2LDK。予定販売価格1K2千万円台から、1L DK2,700万円台から、2LDK3,200万円台から。2007年9月着工、2009年3月竣工予定。 マンションの主な特長は ▽オレンジコープ(泉南生協)が生活支援(最低二名以上の介護有資格者による24時間常駐体制、日常的な 生活サポート)・介護サービスを提供―マンション内で居宅介護支援事業所を開設 ▽診療所を設置し、在宅介護のための診療・訪問診療を行う▽所有権方式(老人ホームや介護施設ではない 資産としての住まいで、相続・売却・賃貸が可能) ▽快適な住まい(大浴場、レストラン) ―など。訪問診療は在宅医療に取り組む内科医師や歯科医師らのネットワークであるゴールドライフとの連 携による。 事業計画発表で大和システムの矢野仁一・上席執行役員マンション事業本部本部長は「高齢化社会が進む 中、そのニーズに即した医療・介護などが一体となった高次元なサービスの提供が実現できる」と意気込み を語った。建設地に隣接する商業施設ジョイパーク内に3月1日、マンションギャラリーをオープンし、販 売活動を開始する。