サステナブル建築賞ら表彰式も 京都議定書発効3周年並びに大阪府が制定した「ストップ地球温暖化デー」 (毎月16日)の2周年を記念した「ストップ地球温暖化」大阪シンポジウム が15日、大阪市中央区の府立女性総合センター(ドーンセンター)で開催さ れた。シンポジウムには、大阪府の小河保之・副知事はじめ、一般から約220 人が参加、記念講演会とともに、大阪サステナブル建築賞などの表彰式が行 われた。 シンポジウムでは、初めに主催者を代表して小河副知事が挨拶。 小河副知事は、京都議定書の発効により国はじめ大阪府でもCO2の排出抑 制に向けた取り組みを展開しているとし、「2006年には温暖化防止に関する 条例がスタートし、ヒートアイランド抑制など環境保全に取り組んおり、今 後も情報発信と対策に努めいくが、それら推進への協力と支援をお願いす る」と呼びかけた。 次いで、おおさかストップ温暖化賞と大阪サステナブル建築賞、おおさか優 良緑化賞の表彰式が行われた。おおさか温暖化賞では、府の条例に基づき事 業活動で温室効果ガスと人工排熱抑制に顕著な業績のあった8事業所、大阪 サステナブル建築賞は、環境配慮に優れた取り組みを行った建築物三施設の 所有者と設計者、おおさか優良緑化賞では都市環境の改善・魅力向上に取り 組んだ8施設に対して、それぞれ賞状などが贈られた。
審査講評のうち、サステナブル建築賞では審査委員長の相良和伸・大阪大学大学院教授が、今回、知事賞の 該当施設がなかったことについて、「対象建築物のCASBEEの評価が低すぎた」とし、今後はCASB EE評価での高得点はじめ、「特に独創的な工夫とサステナブルがマッチングするようなものを期待する」 と次回に期待を寄せた。 この後、大阪府が認定したCO2固定量の木材製品を購入した企業等への認定書交付と、大阪府木づかいC O2認定証交付制度紹介、(株)ア・ソッカの中村信男代表取締役による記念講演「企業経営の視点から見 た地球温暖化対策」が行われた。 各賞の受賞者(施設)は次の通り。 おおさかストップ温暖化賞 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 関西製糖▽大八化学工業▽大阪駅前第四ビル運営協議会▽済生会支部大阪府済生会▽ユニバーサル・スタジ オ・ジャパン▽合通▽新栄運輸▽日通大阪物流 大阪サステナブル建築賞 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 浪商学園熊取キャンパスA号館OUHS中央棟(日建設計)▽ロイヤルパークス桃坂(大和ハウス工業)▽ 日本通運大阪西支店北港ロジスティクスセンター(日通不動産一級建築士事務所) おおさか優良緑化賞 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 森ノ宮医療大学▽アルビス緑丘▽千里会館▽ザ・ライオンズ池田▽ペプチド研究所彩都研究所▽辰巳環境開 発東大阪リサイクルセンター▽ぴあにぃ道教寺▽デュオス北花田▽いぶきの保育園