応募登録は13日から15日、20階建て住宅棟や商業・公益棟ら建設 和泉市は７日、「南部大阪都市計画事業和泉府中駅東第１地区第２種市街地 再開発事業」の募集要項を発表した。再開発ビル建設にあたり特定建築者を 募集、事業提案を公募する。６階建ての商業・公益棟と、20階建ての住宅棟 など３棟、総延べ３万5,595?の複合施設の整備と一部取得を行うもの。応募 登録を13日から15日まで受付け、４月に事業者を決定する。総事業費は約80 億円。なお、22日に登録者を対象とした説明会を開催する。
この事業は、和泉市府中町１丁目の施行面積約2.3haに、土地の高度利用と都市機能の更新を図り、災害に強 い住いとまちづくり、地域文化の交流活動を促進する拠点づくりを進め、和泉府中駅周辺を市の都心にふさ わしい、活力とうるおいのある市街地へ再生することを目的としたもの。事業は、1998年12月に都市計画決 定され、2000年11月に事業計画を決定したが、2005年３月には都市計画と事業計画を変更、さらに昨年10 月、再度事業計画の見直しを行っていた。なお、同１５年には事業協力者として西松建設・リバー産業ＪＶ が選定されている。 計画では、地区中央を貫く和泉府中南通線沿いの敷地面積6,891?に、商業・公益棟と駐車場棟、住宅棟の３ 棟を建設。商業・公益棟は、Ｓ造地下１階地上６階建て、建築面積2,373?、延床面積１万1,086?、駐車場 棟Ｓ造７階建て、建築面積1,569?、延床面積１万0.626?、住宅棟ＲＣ造20階建て、建築面積966?、延床面 積１万3,883?の規模。 商業・公益棟は、地階と６階を機械室とし、１から２階に商業・業務施設、３階に公益施設としての図書館 と四階に健康増進施設を予定。駐車場棟は屋上も利用するため８層として382台を収容。住宅棟は、分譲住宅 150戸を整備する。 特定建築者の業務は、建築物の実施設計と建設、工事監理、取得床の管理・処分などで、付随業務として権 利者と市の取得床と一体的な商業・公益棟の運営協力、駐車場棟と住宅棟の包括的な管理棟活支援などを行 う。取得床は、商業・公益棟の一階核店舗部分と４から５階、駐車場棟６から７階、住宅棟１から20階部 分。 応募資格は、市街地再開発事業等で延床面積約３万5,000?以上の大型複合施設の開発・運営管理に必要な知 識・経験・技術力、健康増進施設（延床面積3,500?以上）及び商業施設（同3,000?以上）の運営管理とマ ンション販売（１棟150戸以上）の実績ほか、事業意欲や資力・信用、支払能力を有する単体か共同体。 事業提案では、権利者と施行者と三位一体となって参加することなどを前提条件に、同地区のまちづくりに 係る事業参画の趣旨、商業・公益棟の施設コンセプトやテナント誘致計画等の施設計画の基本的考え方、建 築計画や施設全体の運営に関する考え方のほか、特に環境や周辺環境への配慮などを求める。 今後、応募登録を13日から15日まで受付け、質疑応答を経た後、３月27日・28日に事業提案の提出を求め る。事業提案は、学識経験者らで構成する選定委員会が４月に特定建築者を決定する。工期は2009年２月か ら2011年１月まで。 募集要項は、市都市デザイン部再開発室で配布、又は市ホームページから。問合せは、再開発室（電話0725- 41-1551・内線1411）まで。 和泉市 http://www.city.izumi.osaka.jp/