知恵と工夫発揮して （株）竹中工務店大阪本店安全衛生協力会（深阪好孝会長）は28日、大阪市 中央区の御堂会館で「大阪本店安全衛生協力会第９回総会」を開催した。総 会には協力会各社代表ら1,100名が参加し、各議案を審議した。 第１部の議事に続いて行われた第２部ではまず、中嶋啓吾・竹中工務店大阪 本店長が来賓挨拶に立ち、昨年度の大阪本店の安全衛生活動について振り返 り、昨年度と比較し災害件数が増加していることに触れ「非常に残念であ り、厳しく反省している」とし、「災害が発生すれば、それは一個人一事業 所だけには留まらず、企業の存続をも危ぶまれる問題に発展する」と述べ た。 その上で災害を防止するためには「安全作業に徹する作業員を送り出し、ト ップの安全に対する熱意がいかに本物なのかを本気で示さなければならな い」と指摘、今後は「必ず死亡災害ゼロを達成するため、明るく智恵と工夫 を発揮して一丸となり取り組もう」と死亡災害ゼロに対するより一層の取り 組みを呼びかけた。
この後、古川政彦・竹中工務店大阪本店安全環境部長の2008年度竹中工務店大阪本店安全管理方針伝達に続 き、安斎育郎・立命館大学名誉教授による特別講演「なぜ、ヒトはだまされるのか〜ペテン・トリック・サ ギ・錯覚〜」が行われ、心配な近年オカルト事情や超能力・心霊現象の社会史、またなぜ非合理が蔓延する のかなどについての話が進められた。