20世紀のアメリカが生んだ偉大な建築家、フランク・ロイド・ライトのドキュメンタ リーＤＶＤ「偉大なるオブセッション フランク・ロイド・ライト 建築と日本」が ３月28日に発売される。ライトは1867年、アメリカ・ウィンスコンシン州生まれ。 1880年代に日本美術に出会い強く興味を持ち、1917年から1922年までの６年間を日本 で活動、帝国ホテル本館／別館、自由学園明日館（重要文化財）、山邑邸（同）など を手がけた。独自の建築空間は従来の建築様式にとらわれないもので、訪れる人々を 感動させるライトの建築空間の魔術は「有機的建築」と呼ばれた。 1959年、その90年を超える生涯を閉じるまでに、ライトは世界で最もロマンチックな 住宅といわれるカウフマン邸（落水荘）や、ニューヨークのグッゲンハイム美術館な ど500を超える作品を残し、家具や照明のデザインまでも手がけた。
ＤＶＤでは、未公開の膨大な資料や貴重な写真、建築家たちのインタビューなどを通じ、ライトがどのよう に日本に影響を与え、日本からいかに多大な影響を受けたのかが綴られ、ライトと日本との強いつながり、 日本への偉大な愛の軌跡が語られているほか、日本での弟子やライバル達の姿、業績をもじっくりと描いて いる。 監督・製作・撮影・編集はキャレン・セバンズと森晃一が、ナレーションは映画監督、評論家としても活躍 する原田眞人が担当する。130分。税込4,935円。問い合わせは（株）ツイン（電話06-6361-5172）まで。