住供のコンペ、戸建住宅を建設・販売 大阪府住宅供給公社が実施していた「津田くにみ坂（Ｑ・Ｒ・ＫＭブロッ ク）開発事業提案競技」の最優秀事業者に、総合地所を代表企業とし、関電 不動産、新星和不動産、サンエースを構成員とするグループに決定した。戸 建住宅の建設から販売に関する事業提案を公募していたもの。 このコンペは、学研都市の一翼を担う枚方市・くにみ坂の津田地区の北部に 位置する３つのブロックで、戸建住宅用地としての基盤整備が完了したこと から、民間企業の持つ企画力と技術力、資金力等を活用し、宅地造成から住 宅の建設・販売までを行うことを目的に実施された。 コンペでは、Ｑブロック（枚方市津田山手１−４−１）2,833.05?、Ｒブロ ック（同１−７−１他）3,306.44?、ＫＭブロック（同１−15−１他）を対 象に企画提案と買取価格提案を求めたもの。同グループの提案では、３ブロ ック全体の開発面積２万4,086.62?に、在来木造の２階建て住宅119戸を建設 するもので、土地取得価格は17億6,300万円。
昨年12月の提案受付には１者が応募、提案競技選定委員会の審査により同グループが選定された。同グルー プの提案について委員会では、Ｑ及びＲブロックは「法面を効果的に緑化し、緑豊かな環境・景観を創出し ようとしている」点について評価、ＫＭブロックでは、交通処理の不十分な点が指摘されたが、買取価格で 「積極的な提案」とされ、企画・計画の両面から最優秀事業者に選定された。 今後は、同グループと府住供、枚方市との間で詳細協議を行い事業に着手。事業実施にあたっては、Ｑブロ ックとＲブロックに先行着手するとしている。