力合わせ再起に努力を 京都府建設業団体連合会（絹川治会長）の「2008年新春賀詞交歓会」が８日、京都市内のホテルで開催さ れ、関係者ら約600人の出席者は今年１年のさらなる発展を誓い合った。 交歓会では、本間晋一副会長の開会挨拶に続いて絹川会長が式辞を述べた。この中で絹川会長はまず「今年 こそ建設産業界が良い方向に転換する年にしたい」と強調。また「市場原理による価格競争だけでは産業は 強くもならないし良くもならない。真に競争性を高め顧客に利益をもたらすためには、品質確保が可能で適 正な経営環境でなければならない」と指摘した。そして最後に「建設産業が大同団結し、倫理観を持って無 謀・無策・無意味な行為を慎めば、必ず業界に対する信頼を回復し活力が再生すると思う。若い人たちが夢 を持って建設産業に参加してくれるよう、みんなで力を合わせて再起に努力していこう」と力強く呼びかけ て式辞を終えた。 引き続き、来賓を代表して近畿地方整備局の岡田順一郎副局長、山田啓二・京都府知事（代読＝麻生純副知 事）、桝本頼兼・京都市長（同＝山崎一樹副市長）らが祝辞を述べ、それぞれの立場から京都府建産連の果 たす役割に期待を寄せた。このうち、近畿整備局の岡田副局長は「建設産業が社会資本整備の担い手とし て、誇りを持って実感できるようにすることが必要だ」とした。 この後、祝電披露や会員紹介に続いて出席者全員が力強く乾杯し、新年のスタートを祝福するとともに、今 年１年のさらなる発展を誓い合った。