参加受け付けは28日まで 京都市は、今年10月に策定した「醍醐和光寮再整備基本構想」に基づき、再整備及び再整備後の施設運営を 行う社会福祉法人を募集する。参加申請書類の受け付けは28日まで、保険福祉局保険福祉部障害保険福祉課 (電話075-222-4161)に。再整備にあたっての条件は?社会福祉法人が整備し、引き続き、完成した新施設 (事業)を運営する。なお、整備に係る費用のうち、概ね4分の3を限度に市が補助する?土地は市が引き 続き所有するが、事業用地として約1万3,400?を提供し、その使用料は無料とする―こと。 業務の概要は設計(基本設計・実施設計)、建設(建物・外構工事等建設工事全般)、備品(施設運営に必 要な備品の調達等)。 社会福祉法人の選定にあたっては、「審査項目及び審査基準」に基づいて評価を行い、各審査項目の得点を 算定し、得点の合計を申請者の総得点とする。この審査結果をもとに、市が設置する選定委員会の意見聴取 を行い、総合的に最も高い評価を受けた申請者を、再整備を実施する社会福祉法人とする。選定は2008年1 月中に決定する予定。 今後のスケジュールは2007年度に基本設計、2008年度に実施設計、2009年度から2011年度に建設・運営を予 定している。そのほか、具体的な施設(事業)の種類、事務引継ぎ方法など整備・運営の詳細については、 今後、市と協議の上、決定することになる。 現況の醍醐和光寮の概要は次のとおり。 ▽所在地 =京都市伏見区日野西川頬4−3 ▽運営施設=知的障害者入所更生施設、知的障害児施設 ▽敷地面積=約1万7,400? ▽構造規模=RC及びW造モルタル造平家建て、延べ約2,743? ▽建物 =管理棟、成人棟、児童棟、作業棟等の建物が敷地内に点在 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 醍醐和光寮は、福祉施設を運営できる民間法人が少なかった時期に建設され、障害のある人や障害のある児 童の施設として先駆的役割を果たしてきたが、現施設は築40年を経過し、児童棟(知的障害児施設)及び成 人棟(知的障害者入所更生施設)ともに建物の老朽化が著しい状況にある。このため、施設の利用者や地域 の人々の要望、市議会からの要望を踏まえ、効率的で利用者に高品質かつ満足度の高いサービスを提供する ことを検討した結果、社会福祉法人による整備・運営手法を採用するとともに、障害者自立支援法に対応し た基本構想を策定した。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――