熊谷・日下部特別ＪＶ 兵庫県が1999年度から事業を進めていた一般県道塩田一宮線「よいたいトン ネル」が、このほど貫通した。国道29号線へのバイバス事業として整備され ているもので、トンネルは延長463ｍで、ＮＡＴＭ工法により工事が行われ た。施工は熊谷・日下部特別ＪＶ。なお14日には貫通式が執り行われた。 この事業は、宍粟郡山崎町与位、清野地区と国道29号線を接続する一般県道 塩田一宮線のうち、集落が密集する与位地区からの現道は、道路全幅員が４ ｍ程度と狭隘な上、大雨時には揖保川の越水により通行不能となるなど、円 滑な通行を妨げ、地域の安全・安心の確保が不十分となっていた。 このため兵庫県では、これら課題を解消するため、1999年度から全長1,230ｍ のバイパス事業に着手。このうち山崎町与位を起点に田井までの延長463ｍ を、よいたいトンネルとして工事を進めていたもの。トンネルは、延長409ｍ （内空断面55?）のトンネル部と土工部５４?で構成。幅員Ｗ5.5（8.5）ｍ で、2006年12月から工事が進められていた。
今後は、トンネル照明等の残工事を鋭意進め、2009年春の共用開始を目指すとしている。