優良事業所表彰など魅力ある建設産業へ 兵庫労働局、兵庫県、独立行政法人雇用・能力開発機構兵庫センター並びに社兵庫県建設業協会の共催によ る「2007年度建設雇用改善推進大会」が13日、神戸市内のホテルで開催され、優良事業所表彰や記念講演な どが行われた。この大会は毎年11月の「建設雇用改善推進月間事業」の一環として開かれているもので、当 日は関係者ら約180人が参加、大会を契機に雇用改善に向けた取り組みを推進し、魅力ある建設産業に向けて 一層努力することを誓い合った。 大会では、主催者を代表して兵庫労働局の岡直人・職業安定部長、兵庫県の大裏篤・産業労働部しごと局 長、雇用・能力開発機構兵庫センターの川崎誠・統括所長、そして兵庫県建設業協会の岡繁男会長がそれぞ れ開会の挨拶を述べた。このうち、岡会長は建設産業を取り巻く厳しい現況にふれた後で「建設産業が自ら の構造改革を図るとともに、雇用環境の改善や労働生産性の向上、技術開発の推進など質の高い労働力を確 保することが大事だ。そのためにも関係者が連携した取り組みを」と呼びかけた。 この後、雇用改善に功績のあった優良事業所表彰へと移り、厚生労働大臣表彰を受けた（株）柄谷工務店 （尼崎市）が紹介されたのに続き、兵庫県知事表彰として（株）高階（三木市）、（株）山口建築（姫路 市）の２社の代表に、大浦しごと局長から賞状と記念品が贈られた。 続いて「建設業に働く若者からのメッセージ」の入選者に対する表彰が行われ、全国選考で入選（秀作）し た山口みちるさん（（株）川嶋建設）ら六人に、川崎統括所長らから賞状が手渡された。 このほか大会では、元ラグビー日本代表の大八木淳史氏による記念講演「出会いが教えてくれたこと」が行 われた。