21日に説明回を開催 大阪府では、「八軒家浜賑わい施設(仮称)整備等事業」の実施にあたり、 民間から事業提案を募集する。大川沿いの八軒家浜に新設する船着場の管理 と併せ、賑わい施設の整備と維持管理、サービス施設に関する提案を公募す るもので、、来年1月に参加登録を受け付ける。優先交渉権者の特定は2月 中旬を予定している。なお、21日に説明会を開催する。
この事業は、旧淀川(大川)沿いの八軒家浜に、府が新設する船着場の管理運営機能と併せ、八軒家浜の活 性化を図るため賑わい施設を整備して維持管理・運営を行うもので、整備と運営にあたっては公設民営方式 とし、民間事業者の企画力、ノウハウ、実行力等を最大限に活かすため事業提案を公募するもの。 整備の基本方針は、八軒家浜の持つ歴史性や文化性、地理性を十分に考慮し、周辺地域のみならず、広く水 の都大阪の再生や舟運の振興に寄与する施設とする。また、賑わい施設は、琵琶湖・淀川流域圏全体の情報 を含め、八軒家浜の歴史・文化、環境等の情報発信機能を有する施設と整備するとしている。対象となるの は、大川左岸の天満橋西側に隣接する大阪キャッスルホテル・京阪シティモール前面の大阪市中央区北浜東 地先。現在、府が来年春の完成を目指して、延長200mにわたり高水敷と船付場の整備を進めている。 計画では、上層階と下層階の2層階建ての施設に、船着場を含め管理事務所や発券・案内所、休憩・待合所 等の船着場管理運営機能施設約300?、情報発信機能約400?、飲食・物販等のサービス提供機能約500?、展 望スペース(テラス)を整備するもの。事業者は、これら施設の基本・実施設計と工事監理、建設の「施設 整備業務」、点検・保守、清掃、経常修繕などの「維持管理業務」と「サービス提供施設運営業務」では、 自らが設計・建設・維持管理・運営を自らの負担で行う。このうち大阪府は、施設の設計費と建設費(工事 監理含む)として3億円を上限として負担する。 応募者は、単体企業か複数企業で構成するグループで、施設の設計・建設・維持管理及びサービス提供施設 の運営に必要な資力、信用、技術的能力、管理能力、実勢を有することとし、SPC(特別目的会社)を設 立しても可としている。 募集要項は30日まで配布。21日の10時から、府庁別館四階会議室で説明会を開催、申込を20日まで受け付け る。。応募書類は2008年1月21日から25日まで受け付ける。提案審査は、五人の学識経験者で構成する「八 軒家浜賑わい施設整備等事業に係る選定事業者審査委員会」が行い、2月中旬に優先交渉権者を特定する。 事業スケジュールは、2008年3月に事業契約を締結し、設計と建設に着手。2010年3月末に施設の引渡しが 完了、同4月から維持管理・運営業務を開始する。 募集要項の配布はじめ担当は、大阪府都市整備部河川室河川整備課計画グループ。電話06-6941-0351(内 線・2935)。