千里佐竹台と東大阪新上小阪 大阪府では、ＰＦＩ事業で実施する府営住宅民活プロジェクトの「千里佐竹 台住宅（二丁目）」と「東大阪新上小阪住宅」の落札者に、大和ハウスグル ープと中道組グループを決定した。先に最優秀提案者として選出された後、 活用用地の対価審査を実施していたもの。府営住宅整備の落札金額は、大和 ハウスグループが65億8,529万6,416円、中道組グループは26億2,500万円。 大和ハウスグループは、大和ハウス工業を代表企業に、アール・アイ・エー 大阪支社、ダイワサービス、日本住宅流通のグループ、中道組グループは、 中道組とアイ・エフ建築設計研究所、大阪ホーム販売、コーナン建設、澁谷 建築コンサルタント事務所で構成する。 入札には、千里佐竹台に五グループ、東大阪新上小阪は二グループが参加し て８月に総合評価一般競争入札を実施。建替整備に係る定量的事項と定性的 事項について各グループの提案を審査し、10月初めに両グループを最優秀提 案者とし、その後、活用用地の対価に関して審査を実施、両グループとも対 価が適正とされ落札者に決定された。
落札金額は、大和ハウスグループが住宅整備での予定価格72億953万２千円に対し、65億8,529万6,416円、活 用用地対価が30億2,449万3,999円。中道組グループでは、予定価格30億7,734万２千円で26億2,500万円、活 用用地対価は16億6,888万円。両事業とも、府営住宅の建替と事業者が自ら活用用地を取得して事業を行う。 府営住宅は建設後に所有権を府に異端するＢＴ方式。業務範囲は、府営住宅整備と付帯事業としての用地活 用業務で、千里佐竹台では移転支援業務も実施する。 千里佐竹台では、事業用地を２工区に分け、建替住宅として第１工区に285戸、第２工区で220戸を、東大阪 新上小阪は、既設の第１期と工事中の第２期エリアを除く第３期エリアで181戸を、それぞれ整備する。両住 宅とも既存住宅の解体撤去を含む。 大和ハウスグループでは、第１工区（敷地面積１万1,540?にＲＣ造10階建て２棟、第２工区（同１万 1,666.45?）にはＲＣ造10階建てと５階建て各１棟を建設。活用用地ではＲＣ造13階建ての分譲マンション を計画している。 中道組グループは、建替住宅としてＲＣ造10階建てを整備し、活用用地では、１戸あたりの敷地面積を100? 以上とする戸建住宅を計画しているもの。 今後、仮契約の後、議会決議を経て12月に本契約を締結。千里佐竹台では、2009年３月に活用用地を譲渡、 建替住宅は2010年10月待末に第１工区、2012年９月末には第２工区をそれぞれ引き渡し、東大阪新上小 阪は、2008年９月に活用用地を譲渡、2011年度に建替住宅の共用を開始する。