(社)日本道路建設業協会関西支部(樋口一義支部長)並びに大阪アスファルト合材協 会(的場秀正会長)共催による「2007年度安全大会」が11日、大阪市西区の建設交流 館グリーンホールで開催された。 樋口支部長をはじめ両団体の会員ら約200名が参加した大会ではまず、主催者を代表し 樋口支部長が挨拶に立ち「業界の状況は依然厳しいが、いつまでも続かないはず。必 ず下げ止まりの時期はやって来る。今が辛抱し、頑張る時」と現状に触れ「安全を置 き去りにして企業の存続はありえない。大会を契機に、建設業が安全で働きやすく、 誰からも信頼される基幹産業となるよう、今一度自覚してほしい」と呼びかけた。 続いて、来賓挨拶では大阪中央労働基準監督署の長岡輝彦・安全衛生課長が大阪府内 の建設業における労働災害状況などに触れ、実際の災害事例を詳しく紹介しながら 「現場所長安全宣言など、労働災害防止対策の徹底のための取り組みを正しく理解し てほしい」とさらなる協力を要請した。
大会ではこのほか、道建協関西支部安全環境委員会・大阪アス合材協労働安全委員会の早瀬俊和委員長によ る大会宣言、近畿地方整備局の黒谷努・企画部技術開発調整官と、大阪府警察本部・交通部交通総務課安全 指導第一係長の津村元彦警部補の講話、浄土宗大覚寺の中西玄禮住職による特別講演「わが人生説法・美し く、燃えて生きたく候」などが行われた。