中之島線建設工事(大阪市北区中之島から中央区天満橋間、延長約2.9?)で11日、最後のシールド区間とな っていた第四工区のシールド機が隣接工区に到達、これにより全工区がつながった。シールド機が到達した のは、大江橋からなにわ橋間の438m。単線並列トンネルとして東行きと西行きの2本で構成される内径6.2 mのもの。泥土圧シールド工法により、東行きを掘削した後、折り返して西行機を施工していた。 工事は、今年2月に東行きの掘進を開始し、4月になにわ橋駅部に到達、その後折返しを行い、11日に大江 橋駅部に到達したもの。この区間は、地下鉄御堂筋線はじめ、多くの地下構造物と近接するため、慎重に工 事が進められていた。 シールド工事は、全7工区のうち4区間で実施されていたもので、昨年10月から順次、掘進を開始し、今年 4月までには3つの工区でトンネルが貫通していた。同線は、中之島高速鉄道(株)が事業主体となり、 2008年度の開業を予定している。