関西から31人が受講 (社)全国鉄筋工事業協会(内山聖会長)は6日から8日までの3日間、大阪市中央区の建団連会館で「第 26回鉄筋基幹技能者認定講習会」を開催した。この講習会は、全鉄筋が基幹技能者認定団体として同資格を 広く認知してもらうとともに、鉄筋工事の責任施工体制の確立をめざして2000年から全国の主要都市で実施 しているもので、大阪では3回目の開催となる。ちなみに、これまでに全国で716人(6月末現在)が「鉄筋 基幹技能士」として認定を受けている。大阪での認定者は過去2回合わせて87人。 今回の3日間の講習会には、関西鉄筋工業協同組合に加盟する企業から▽実務経験10年以上▽職長経験3 年以上▽一級鉄筋(組立)技能士ーなどの受講資格を満たした31人が参加した。 3日間の講習会では、全鉄筋副会長で教育・訓練委員会委員長の館岡正一氏(矢島鉄筋工業(株)社長)を はじめ酒見荘次郎氏((有)シグマ技研社長)、大平延行氏(富士教育訓練センター教官)、井手口勉氏 ((株)井手口鉄筋社長)、関西鉄筋工業協同組合の田村春雄理事長(田村工業(株)社長)、全鉄筋の内 山会長((株)小黒組社長)の六氏が講師を務め、工事原価管理や品質・施工管理、基幹技能者概論、建設 概論、安全・衛生・環境、さらに新工法の事例研究などについて講義が進められた。 そして、3日目の最後に修了試験が行われ、無事に講習会を終えた。また、修了試験の後で、田村理事長と 内山会長が講話を披露し、基幹技能者の位置づけや役割を説明するとともに、受講者の今後の鉄筋工事業界 での活躍に期待を寄せた。 なお、修了試験で所定の成績を修めた者に対しては後日、全鉄筋が「鉄筋基幹技能者」として認定し、それ ぞれに所属企業名を記した認定書と資格証が交付される。