10月から11月、低入札工事を重点に 国土交通省は、公共工事の施工体制に関する全国一斉点検を10月から11月にかけて実施する。同点検は2002 年度から毎年同時期に行っているもので、今年度が6回目。今回は昨年度の点検で落札率が低下するほど不 備な点が多くみられたことを踏まえ、低入札工事を重点的に実施する。 対象は請負金額2,500万円以上(建築は5千万円以上)の稼働中の一部の工事。監督強化(重点監督)対象工 事及び低入札工事を含み、低入札工事については稼働中の工事の半分以上を対象とする。 点検内容は ▽監理技術者などの配置状況 ▽施工体制台帳などの備え付け状況 ▽下請契約の締結状況 ▽元請負業者の下請施工の関与状況 ▽紛らわしい施工体系の点検 ▽下請の主任技術者の配置状況 ▽下請の主任技術者へのヒアリング。 なお、点検は期間内の任意の実施日を決めて行う。 近畿地方整備局で入札の近畿管区警察学校改修建築工事は、2億5600万円で中尾組に決定した。 概要は本館RC造三階建て延べ5、133平方?、別館RC造2階建て延べ1,079?、耐震改修一式。 工事場所=堺市北区長曽根町1179―4。 工期 =2008年3月10日。