かもめりあ事業（東用地）宿泊機能を併設した８階建てに 神戸市では、都心ウォーターフロント集客・観光施設用地（かもめりあ東用 地）の事業者である?ライフステージ（大阪市）から申請のあった事業計画変 更についてこのほど、「当初計画より賑わいが期待できる」として計画変更を 許諾した。 当初の物販施設計画に宿泊機能を併設するもので、平成２１年春の開業を予定 している。
□□□□□ 神戸市が計画変更を許諾 □□□□□ 同社では当初、「人と海とのふれあい、賑わいを創出する水際のアメニティ拠点としての集客・観光施設」と して、物販・飲食とバンケット等による６階建ての複合商業施設の建設・運営を計画していたが、今回、新た に約８０室のホテルを併設した８階建てを提案したもの。 提案では、高感度で長期滞在が可能な宿泊機能を併設することで、「施設全体として都市型リゾートを演出す るとともに、当初計画の商業・バンケットとの相乗効果を期待でき、併せてメリケン・ハーバーランドエリア 全体の集客・賑わい性を魅力的かつ持続的に演出することが可能」として、計画変更を申請した。 主な変更点は、１〜４階の物販・飲食フロアは当初計画通りとし、５〜６階に予定していたバンケットを５階 に集約して、新たに５階から８階までにホテルを建設。これにより延床面積が２万０、４１６平方?から２万 ２、５３０平方?に、建物高さ２９・７?から３９・１?に変更となった。 神戸市では、計画変更の申請を受け、可否を協議した結果、「当初計画よりも賑わいが期待でき、地域全体の 経済効果の向上にも寄与するものと思われる」として計画変更を許諾した。 都心ウォーターフロン集客・観光施設用地であるかもめりあについて神戸市では、民間事業者の企画力やノウ ハウ、実行力などを最大限に活かし、集客・観光施設を整備し魅力あるまちづくりを推進するため、東・西用 地で事業提案を公募していた。 このうち、東用地に関しては２者からの提案応募があり今年２月には、事業用地約１万２、５３７平方?を、 譲渡価格３３億３２１８万２６３８円でライフステージが譲受人となっていた。 計画変更に伴い、開業予定時期も平成２０年１１月から、同２１年春に変更となった。 なお、西用地では同じく事業コンペにより、１１階建てのリゾート型ホテルの建設が進められている。