中之島線建設工事 38名が参加 (社)大阪建設業協会(淺沼健一会長)主催の「親子現場見学会」が30日、 「中之島線建設工事現場(大阪市北区中之島)で開催された。 同協会広報委員会(委員長=清水健次・?淺沼組執行役員大阪本店副本店長兼 土木本部副本部長)が企画したもので、今回は小学校2年から6年の児童と保 護者19組38名が参加し、現場内をつぶさに見て回った。 見学会ではまず、同工事インフォメーションセンターで主催者を代表し清水委 員長が「めったに見られない現場の見学が夏休みのいい思い出となり、みなさ んの宿題の一助となればうれしい」と挨拶。 続いて工事概要が説明されたほか、シールド工法についてのビデオが紹介され たあと、現場内を見学した。
同工事は、中之島駅(大阪市北区中之島五)を起点とし、渡辺橋駅、大江橋駅、なにわ橋駅、天満橋駅(大阪 市中央区天満橋京町1―1)までの約2・9?を結ぶ中之島線を建設するもので、見学会ではJVスタッフに よる説明に耳を傾けながら第2工区(施工=錢高組・三井住友建設・淺沼組JV)の軌道階や、中之島〜渡辺 橋間シールド部約300?を歩き、第3工区(施工=大成建設・戸田建設・鉄建建設・熊谷組JV)では、埋 設吊防護工の説明を聞いた後、渡辺橋駅部、シールド中央制御室などを見学し、至る場所で記念撮影などをし ていた。 見学後の質疑応答では、京阪本線との切替工事についての質問などが児童から寄せられていた。参加した児童 (小二)は「すごかったです」、その父兄も「普段見ることの出来ない現場はスケールが大きく、驚いた」と 話していた。 工事は順調に進み、事業全体での進捗率は約52%。平成20年度の開業を目指し、今後はレール敷設、駅部 建築、電気、ホーム部などの工事に着手する予定。