都市型戸建大規模プロジェクト 野村不動産・NTT都市開発 関西発の共同事業 野村不動産?(本社・東京都新宿区、鈴木弘久社長)とNTT都市開発?(本 社・東京都千代田区、三ツ村正規社長)の2社はこのほど、関西初の2社共同 事業として、総開発面積2万3、000平方?を超える大阪府高槻市内での都 市型戸建大規模プロジェクト、高槻・今城町〈戸建〉プロジェクト「ザ・シー ズンズ高槻」の販売開始を発表した。NTT都市開発の戸建事業への参入は 初。 同プロジェクト所在地は、JR京都線・摂津富田駅から徒歩16分、高槻駅か らは徒歩20分に位置する高槻市今城町130―12他で、NTT西日本社宅 跡地を利用した総開発面積2万3、252・08平方?の規模。総区画数は1 24戸。敷地面積は135・07平方?から151・24平方?、木造二階建 てで間取りは4LDK。施工は西武建設、大阪ガス住宅設備が担当し、竣工は 20年1月下旬を予定。
プロジェクトでは、2万3、000平方?の壮大な開発規模を活かし、全区画40坪以上の敷地面積に邸別設 計を基本とし、外周歩道や歩行者専用道路の設置をはじめ、街区中央部分に提供公園を設け、安全性や防災に 配慮した街区計画が特徴。提供公園東側には、災害時に備え、ミニキッチンを有する集会所を配置し、防災備 品を備蓄するほか、ベンチの天板を外すとかまどに変わる防災かまどベンチ、防災トイレを用意している。 また、インターネットを活用したホームセキュリティシステムや防犯合わせガラスを採用し、超高速光インタ ーネットを標準で装備するなど、最新のサービスを用意している。光インターネットは引越し後1年間は無料 で利用可能という。 住宅の構造はツーバイフォー工法を採用し、強度を高めた構造用合板を張り合わせたパネル(ダイヤフラム) で壁と床、天井と六面を構成し建物を支える。屋根外壁などの外観も個性的で住戸内も柱のない開放的な空間 で2層吹抜の採用や増改築にも対応が可能。また各邸ごとに外構植栽を計画し、街路には高木を配置し、緑豊 かな街の彩りを演出する。 10日に開催された報道向けの内覧会で、野村不動産の大谷欣嗣・取締役大阪支店長は「最寄り駅から徒歩圏 の大型分譲戸建事業は関西では久々であり、格好の立地」、またNTT都市開発の伊藤彰敏・取締役関西支店 長は「初の戸建事業として、よりよい住まい、まちづくりと地域の発展に貢献したい」とそれぞれ事業への意 気込みを語った。平均販売価格は4千万円台中心の予定。 21日にモデルハウスをオープンし、8月下旬から販売開始する予定。