最優秀事業提案にゼファー選定 来年6月着工、22年ホテルオープン目指す 奈良市がホテル誘致のために実施していた公募型プロポーザルの最優秀事業 計画提案者は、?ゼファーを代表とする事業者に決定した。市は今後、同社を 事業主体予定者として、8月初旬をメドにホテル建設、運営に関する基本協定 を締結。来年6月に着工し、平成22年4月のホテルオープンを目指す。設計 は久米設計が担当。
ホテル名称は「マリオット・コートヤード」。建設地は奈良市三条本町1097番、JR奈良駅西側の市有 地。規模は地下1階地上11階建て。延べ床面積1万6、914・51平方?(高さ39・95?)で、客室 数297室。 アメリカ・大手ホテル会社のマリオット・インターナショナルが核テナントとして入店し、ホテル以外の主な テナントとして、レストラン、ミーティングルーム、ビジネスセンター、店舗などを配置する。市に外資系の ホテルが進出するのは初めて。 最優秀に選定された主な理由は、 ?計画の熱度が高い ?客室数が最も多く、面積が広く計画されている客室が多い(コンベンションの受け入れに配置されている) ?落ち着いていて風格のあるデザインであり、周辺によい影響を与える ?外観、内装にわたり「奈良らしさ」がよく表現されている ?交通計画(車両動線)がよく計画されている ?客室特化型であり、市内のレストランや宿泊施設と競合する可能性が少ない ?収支計画が優れている ?建築物のグレードが高くデザインされている ?隣地の将来の土地利用計画にも配慮している ---などが高く評価された。 なお、今回のプロポーザルには、4グループが応募し、3グループが計画を提案した。審査したのはJR奈良駅 西側未利用地活用事業計画提案競技審査委員会。