初月販売率は70％台を回復、新規供給2,393戸 （株）長谷工総合研究所はこのほど、５月の近畿圏マンション市場動向をまとめた。それによると、６月の 新規供給戸数は2,393戸で、前年同月比0.3％減となった。新規発売物件数は前年同月比25.0％増の85件だっ た。特に、大阪市・神戸市・京都市では20％以上の減少となっている。 初月販売率は70.4％と前年同月比3.3ポイント減少したが、前月（58.1％）の50％台から70％台に回復した。 分譲中戸数は前年同月に比べ1,383戸増加し、5.281戸に。完成在庫も同じく800戸増の1,684戸と増加した。 平均価格は前月比5.6％減の3,284万円。分譲?単価は43万５千円で、同じく10.1％ダウンした。特に、４月 に大幅アップとなった大阪市は50万２千円／?と同比23.9％ダウンした。平均面積は前月に比べ3.65?広い 75.56?となっている。 地域別の新規発売物件数と新規供給戸数は次のとおり。（％は前年同月比） ▽大阪市 ＝17件・557戸（28.0％減） ▽南大阪 ＝12件・309戸（約10.6倍増） ▽東大阪 ＝８件・185戸（14.4％減） ▽北摂 ＝11件・396戸（76.0％増） ▽神戸市 ＝８件・150戸（41.9％減） ▽阪神間 ＝12件・250戸（4.6％増） ▽その他兵庫 ＝１件・62戸（−） ▽京都市 ＝３件・30戸（75.8％減） ▽その他京都 ＝２件・220戸（75.8％減） ▽和歌山県 ＝０件・０戸（−） ▽奈良県 ＝３件・33戸（74.6％減） ▽滋賀県 ＝８件・201戸（46.0％減）