渡辺会長は再任 大阪建設専門業安全協力会連合会（専安連、渡辺睦翁会長、30社）は21日、大阪市中央区の建団連会館で 「第48回通常総会」を開催し、2006年度決算報告などの各議案を承認した。また、任期満了に伴う役員改選 では渡辺会長ら正副会長が再任となった。 総会では、議案審議に先立って渡辺会長が挨拶し「公共工事の削減に伴う工事量の減少や受注競争の激化な ど、建設業界を取り巻く環境は依然として厳しいが、大阪でもビッグプロジェクトが動き出すなど少しずつ 明るさが見えてきた」と現状を分析。そして安全面については、昨年の大阪府下の死亡災害が前年を上回っ たことを紹介しながら「現場の第一線で働く職人を雇用する我々としては、技能を伝承していく優秀な職人 の確保、育成を図るとともに、労働災害の防止にも努めていきたい」とより一層の安全活動を呼びかけた。 この後、渡辺会長を議長として議案審議に移り、2006年度事業報告をはじめとする各議案がいずれも可決、 承認された。2007年度事業計画では、新規事業として職長資格取得者を対象にした安全衛生責任者教育講習 会を年２回開催するほか、足場作業主任者技能講習会、分会表彰規定による安全表彰式、建設業物故者第45 回追弔法要（建団連との共催）、安全衛生研修会などの活動を実施していく。また、任期満了に伴って行わ れた役員改選では、渡辺会長をはじめ吉岡隆一、山岡丈人の両副会長が再選されたほか、役員全員が留任と なった。 なお、総会終了後には安全表彰式が行われ、各元請の協力会に所属する会社から、?北梅組の大上智弘氏な ど41人が安全優良者として表彰を受けた。