より健全なＣＭの発展へ 日本コンストラクション・マネジメント協会（日本ＣＭ協会）関西支部（三宅秀則支部長）は20日、大阪市 中央区の?竹中工務店大阪本店・九階会議室で「2007年度通常総会」を開催し、新年度の事業計画などを承 認するとともに、役員改選では岡廣樹氏（近鉄住宅管理?執行役員）が新支部長に選出された。総会には役 員、会員の代表ら約50人が出席。冒頭、挨拶に立った三宅支部長は、改修工事に関する勉強部会や事例研究 部会、法令勉強部会といった専門部会の昨年の活動を振り返りながら「専門部会の積極的な活動は、関西支 部にとっても大きな前進だった」と高く評価した。そして「今後もＣＭ業務に対する理解と啓蒙が進むこと を願っている」と期待を込めて挨拶を終えた。 引き続き、議事へと移り、2006年度の活動報告をはじめとする各議案について審議され、それぞれ可決、承 認した。 このうち、2007年度の事業計画は「ＣＭ方式の正しい理解と啓発を進めること」などの方針のもと、定例会 活動のさらなる充実や専門部会活動の定着、会員間の親睦会の実施などの活動を行っていく。また、任期満 了に伴う役員改選では、三宅支部長が退任し、岡廣樹氏が新しい支部長に選出された。そのほか、副支部長 は金多隆氏（京都大学国際融合創造センター助教授）が留任し、坂上英彦氏（京都嵯峨芸術大学教授）が新 任となった。 新支部長に就任した岡氏は「ＣＭと言えばコストカットのように思われていた時から比べると、ここ数年は そうした誤解も解け、ＣＭ方式に対する認知度も高まってきた。より健全なＣＭとして発展するよう会員が 一致結束してがんばりたい」と力強く抱負を述べた。 また、総会終了後には特別講演が行われ、国土交通省住宅局建築指導課法規係の福嶌教郷氏が「構造計算書 偽装問題の再発防止に向けて 改正建築基準法・建築士法の概要 」をテーマに、その課題や対応などにつ いて話を進めた。