一体となりゼロ災達成へ 飛島建設(株)大阪支店(岡田満支店長)の「2007年度安全衛生大会」が19 日、飛友協力会大阪支部との共催により大阪市中央区の朝日生命ホールで開 催された。大会には、岡田支店長はじめ同社役職員、協力会各社代表ら約300 人が参加し、災害絶滅への決意を新たにした。
大会で挨拶に立った岡田支店長は、昨年の災害状況を振り返りながら、「厳しい環境だが、災害撲滅に向け て積極的な対策を展開する」とし、今年度は、「リスクアセスメントの実施と自主管理型安全活動の推進、 環境・現物・現実の3現主義の基本による活動の徹底」を挙げ、「毎日の安全施工サイクルを愚直に展開 し、それぞれの管理責任者、元請と協力会が一体となった安全衛生管理活動で無事故無災害を達成しよう」 と呼びかけた。 次いで飛友会の富田武雄大阪支部長が、「時代は変わっても人命尊重の理念は変わらない」と災害絶滅への 努力を訴え、全ての原点は現場にあり、安全確認の徹底で危険の芽を摘むことが重要とし、「災害ゼロから 危険ゼロへ、店社のパートナーとして努力する」との決意を表明した。 来賓祝辞では、大阪中央労働基準監督署の長岡輝彦・安全衛生課長が、「安全管理は現場所長が高い安全意 識を持って指導することが大事だ」としながら、今年度は重大災害の大幅減を目指すため、「危険要因の特 定と排除に向け労働安全衛生マネジメントシステムの定着を図り、それぞれの持場や立場で活動をすすめ、 飛島の安全文化を創造してほしい」と今後の取り組みに期待を寄せた。 大会ではこのほか、安全活動に功績のあった事業場や個人に対する安全表彰と安全宣言、特別講演などが行 われた。