鉄建建設大阪支店(福原久之支店長)の「2007年度安全大会」が8日、同社 災害防止協会らの共催により大阪市西区の建設交流館で開催された。大会に は、福原支店長はじめ来賓、協力会各社代表ら約300人が参加し、災害絶滅へ の誓いを新たにした=写真。大会では、開会挨拶に続き、「死亡・重大災害 ゼロの達成に向けて、全社をあげて工事の安全確保を図るための取組を進め たい」とする神田志義社長のメッセージが披露された。
次いで福原支店長が挨拶。福原支店長は昨年度を振り返り、「店社から作業所、協力会が一体となった安全 活動を末端まで水平展開できるシステムを構築する」とし、今年度の重点目標として墜落防止を挙げなが ら、「ゼロ災達成に近道はなく、決められたルールや手順を各日に実践し、今年こそ無事故無災害を達成す るとの強い決意で取り組んでほしい」と呼びかけた。 また来賓祝辞では、天満労働基準監督署の水口健署長が、「厳しい経営環境の中では安全経費の削減や安全 活動の軽視が懸念される」としながら、重大災害の大幅な減少を図るため、大阪労働局が推進する作業所長 「安全宣言」運動をはじめとする施策展開への協力を要請し、「労働者の健康と安全を第一とする企業文 化、安全文化を育ててほしい」と、今後の活動に期待を寄せた。 大会ではこのほか、安全表彰や安全宣言、特別講演などが行われた。また、今回からは同社の組織改革に伴 い、中国・四国地区からの代表者らも参加した。