環境配慮設計への取組 環境保全などの取り組みを推進する「豊かな環境づくり大阪府民会議(会長=太田房江知事)」による2007 年度「おおさか環境賞」の受賞者がこのほど、決定した。今回は竹中工務店大阪本店と、社大阪府建築士会 が奨励賞を受賞した。表彰式は26日、大阪府庁新別館で開催される。この賞は、自主的かつ積極的に他の模 範となる環境保全又は創造に資する活動に取り組み、顕著な功績のあった個人や団体、事業場を対象に、 「府民活動部門」と「事業活動部門」として、それぞれ大賞と特別奨励賞、奨励賞を表彰するもの。今回は 府民活動部門で14団体、事業活動部門は12社が受賞した。 このうち、府民活動部門で大阪府建築士会が奨励賞を、事業活動部門で竹中工務店大阪本店が特別奨励賞を 受賞したもの。建築士会では、「まちへの気くばり賞」の実施が、竹中工務店は、「建築物における環境配 慮設計に対する取組」が受賞理由となった。 竹中工務店の建築物における環境配慮設計への取組は、CASBEE(建築物総合環境性能評価システム) の環境効率の概念を取り入れ、簡易的に環境評価を行える独自の評価ツールを開発し、500?以上の新築・増 改築の全てのプロジェクトに対し評価を行い、環境性能効率の向上に取り組んでいるもので、「これら活動 は、自主的かつ創意的に実践され、他の模範となる活動」と評価された。 事業活動部門では、大賞に大阪ガスが「バイオガス有効利用促進に向けた技術開発及び導入」で受賞したほ か、奨励賞では関西電力などが受賞した。表彰式は、新別館北館の大阪府職員会館多目的ホールで13時20分 から、府民会議と大阪府が主催する「環境を考える府民のつどい」の席上で行われる。 豊かな環境づくり大阪府民会議は、豊かな環境保全と創造に関する施策の推進を目的に、府民団体や事業 所、団体、行政及び学識経験者などで構成され、1994年11月に設立され。大阪府域のローカルアジェンダと なる「豊かな環境づくり大阪行動計画」の策定などを行っている。