（社）大阪府建築士会（宮八郎会長）の「2007年度通常総会」が５月30 日、大阪市内のホテルで開催され、宮崎会長ら約150名が出席し今年度の事業 計画などを可決・承認した。総会では宮会長が挨拶にたち、運営について 「３年間黒字が続いているが長期にわたる安定運営のためには、さらなるひ きしめと工夫が必要」としＣＰＤ（継続能力開発）などの実施と定着で「建 築士のレベルアップを図り会員の増強拡大につなげたい」と述べた。 続く議案審議では昨年度事業・収支決算報告と今年度予算・事業計画などを いずれも満場一致で可決・承認した。今年度事業の基本方針では、健全財 政、健全運営のさらなる検討・実践、業務諸問題の改善、専攻建築士制度の 推進のほか、建築士の社会的ＰＲの強化などを基本目標に掲げ、会員向け活 動をはじめ社会ＰＲにも力を注ぐ。 総会に続き行われた式典では、来賓祝辞として大阪府の太田房江知事から 「今後も安全・安心で活力ある大阪府政の推進にご協力を」また大阪市の関 淳一市長からの「大阪の活性化と魅力向上にさらなるご支援を賜りたい」と のメッセージが披露された。続いて、第53回大阪建築コンクール表彰が行わ れ、大阪府知事賞と渡辺節賞の各授賞者に対し、賞状と記念品が手渡された ほか、名誉会員称号授与、ならびに永年会員表彰などが行われた。