スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー 彼はまるでクチュリエのように巨大建造物を仕立て上げる―。スペイン・グッデンハイム美術館やアメリ カ・ディズニーコンサートホールなど数々の革新的な近代建築を手がけた世界的建築家、フランク・ゲーリ ーのドキュメンタリー映画「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」が６月から公開される。フランク・ゲ ーリーとは永年にわたる友人で、映画「愛と哀しみの果て」でオスカーを受賞したシドニー・ポラック監督 作品。ポラック監督がドキュメンタリー作品を手がけるのは監督生活40年にして初めて。 フランク･ゲーリーは1928年、カナダ生まれ。日本国内では神戸港のメリケンパークに建つ巨大な鯉のオブジ ェ、フィッシュ・ダンスを設計したことで知られる。映画はポラック監督がゲーリーに５年間密着し撮影さ れた。２人が親しげに会話する様子やゲーリーが手がけた建築物が紹介されているほか、ゲーリーに自宅の 建築を依頼した俳優デニス・ホッパーらが登場。ゲーリーのセラピストも登場し、これまで誰も見ることが 出来なかった建築家フランク･ゲーリーの全貌に迫っている。 2006年のカンヌ国際映画祭で特別招待作品として公式上映され欧米マスコミからの大絶賛を浴びたという。 近畿では６月９日からのシネ・リーブル梅田以降、６月下旬からシネ・リーブル神戸、７月７日からは京都 シネマで公開。 なお、同映画のポスター、チラシに貼り付けられているフィッシュダンス割引ステッカーを携帯電話で撮影 し、その写真をチケットカウンターで掲示すると当日料金から300円割引に。神戸フィッシュダンスそのもの を撮影した写真も特別に割引対象になる。掲示場所など詳しくは（http://sketch.cinemacafe.net）に。 スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー http://sketch.cinemacafe.net/