(社)大阪建築士事務所協会(山口祥悟会長)の「2007年度通常総会」が22 日、大阪市内のホテルで開催された。総会には山口会長はじめ会員各社の代 表ら約100名が出席、2006年度事業や収支決算報告、2007年度事業計画、収支 予算などの各議案を審議した。 冒頭、挨拶に立った山口会長は構造計算書偽造問題によって生じた建築界へ の不信感を払拭するため、全国一丸となり取り組み、大阪会も模範的取り組 みを行いたいとし、「社会貢献活動にも注力するとともに、各委員会活動を 充実させ、法定団体にふさわしいさらに格調高い協会にしていきたい」と決 意を述べた。 続いて今年度の予算や事業計画の各議案が審議され、いずれの議案も承認・ 可決した。来賓祝辞では、太田房江・大阪府知事からの「皆様の豊富な技術 と経験を活かし、府政の推進にご協力を」また関淳一・大阪市長からの「世 界中から注目を集め、活性化が進む大阪にしていくため、温かいご支援をお 願いする」とのメッセージが披露された。
2007年度事業計画では、法定団体等に関する課題への取り組みや会勢拡大活動の展開する。また、民間型A DR(裁判外紛争解決手続)機関の設立を目指し、今秋を目処に法務省の認定を受けるため、ADR支援特 別委員会が準備を進めることなどを重点事業にあげている。