(社)兵庫県建設業協会(岡繁男会長)の「第58回通常総会」が15日、神戸 市西区の兵庫建設会館で開催された。総会には岡会長はじめ会員各社の代表 ら約230人が出席し、今年度の事業機計画などを決めたほか、功労者表彰式な どが行われた。 総会では、初めに岡会長が挨拶。岡会長は、地域の基幹産業として建設業の 果たすべき社会的責任を率先して遂行し、「国民から信頼される企業、団体 として積極的に事業を進めることが重要だ」とし、コンプライアンスの徹底 を図っていくこととした。このため、将来を見据えた協会活動を実施、「社 会資本整備の担い手として、建設業の振興と経営改善を柱に諸事業を展開し ていく」とさらなる協力を呼びかけた。 来賓祝辞では、近畿地方整備局の岡田順一郎副局長が、「建設業を国民の期 待に応える技術と経営を担う誇りを持った産業にするための環境整備に努 め、近畿の実情を踏まえた対応を図っていく」とし、国土形成の担い手とし ての活動に期待を寄せた。
また兵庫県の井戸敏三知事は、震災復興に係る起債の償還が始まることから、「財政再建が必要となってお り、事業はじめ組織や体制の見直しが必要となってくるが、新しい元気な兵庫、県土づくりを目指していき たい」と今後の支援を要請した。 総会ではこの後、岡会長を議長に、昨年度の事業並びに収支決算報告、今年度の事業計画や予算などを審議 し、いずれも満場一致で可決・承認した。また、議事に先立ち近畿地方整備局の深沢淳志・企画部長による 「公共事業をめぐる最近の動き」についての解説と永年勤続者らに対する表彰式が行われた。