市民30万人が参加し華やかに祝う 大阪のシンボルである御堂筋の完成７０周年を記念する「御堂筋オープンフ ェスタ2007」が13日、御堂筋の新橋交差点（長堀通り）から難波交差点（千 日前通り）まで約850ｍの本線車道を通行止めにして行われ、多くの市民とと もにパレードや多彩なイベントで華やかに祝った。御堂筋にぎわい空間づく り実行委員会（大阪市、近畿地方整備局、府、経済団体、地元関係者）の主 催で、大阪市の関淳一市長や近畿地方整備局の布村明彦局長らも出席。
御堂筋フェスタは、ミナミ地域の回遊性を高め、御堂筋周辺のまちづくり活動を促進することでその魅力を 内外に発信し、にぎわい文化の集客機能の向上を図ることを目的に、毎年11月に開催しているもので、今回 が五回目。今年は御堂筋が1937年５月11日に完成し70周年を迎えたこと、また、今年８月25日には「世界陸 上競技選手権大阪大会」が開幕。その成功に向けた情報発信やイベントの拠点となる「御堂筋プラザ」も13 日にオープンしたことにより、同フェスタを秋から春に変更し大阪をアピール。参加市民も約30万人を数 え、昨年の約24万6,000人を大きく上回った。 オープニングセレモニーは、心斎橋・そごう前の御堂筋鰻谷交差点付近で特設ステージを設けて午後零時45 分から開始。この席で関市長は「５月11日は御堂筋の誕生日。フェスタに参加していただいている商店街や 地域振興会、ボランティア、関係者らの大きなパワーに感動し、心から感謝している。世界陸上も212か国の 参加、テレビ放映も200か国が決まり、世界最大の大会になる。この機会に大阪を大いにアピールしたい。今 年のフェスタは大きな意義がある」、また、近畿整備局の布村局長は「御堂筋は日本の道路100選の中に入っ ているが、私は日本でナンバーワンの道路だと思っている。北と南をつなぐ大動脈であり、今後も市民が大 いに誇れる、楽しめるよう国も積極的に応援していきたい」と、それぞれ御堂筋への思いを語った。 この後、絶好の晴天に恵まれ、大阪学院大学吹奏学部による演奏でパレードがスタート。関市長や布村局長 らが、沿道で多くの市民の拍手を受けながら「御堂筋完成70周年」の祝いの横断幕を掲げて難波まで行進。 世界陸上のマスコットキャラクター「トラッフィー」も参加するなど、パレードが大いに盛り上がる中、地 元の団体やボランティアらがジャズ、ダンス、アート、ファッションの四つのゾーンで様々な企画を披露。 市民もイベントを楽しみながら、午後４時ごろまで歩行者天国を満喫した。