南海不動産と大阪ガス住宅設備に決定 大阪府では、阪南スカイタウンで実施していた民間事業者向け宅地分譲（第３次）事業コンペでこのほど、 事業予定者を南海不動産（株）と大阪ガス住宅設備（株）に決定した。土地売買契約締結後に工事に着手、 販売を開始する。コンペでは、阪南市桃の木台六丁目地内の同スカイタウンのＡ−３街区に位置する第一ブ ロック約2,300?と、第２ブロック約2,300?を対象に実施。第１ブロックに１者、第２ブロックには２者の 応募があり、審査の結果、第１ブロックは南海不動産、第２ブロックを大阪ガス住宅設備を事業予定者とし たもの。 南海不動産の提案は、「100年愛される、ふる里を創造する」が基本目標。９区画に戸建住宅を建設、南北に 分かれる立地特性を踏まえながら、風の流れを意識したモニュメントの設置や子供や高齢者にやさしい緩や かなスロープ、街路の景観を形成するシンボルツリーと緑を提供するフロントガーデン等を配置。 また、水撒きや洗車、非常用水には、雨どいから流れる水を利用した雨水貯水タンクを設置して自然エネル ギーを活用するなど、「環境との共生」と「健康的に人にやさしい」まちづくりを目指す。 大阪ガス住宅設備では、10区画に、基本目標を「まちの統一性と多様な生活者ニーズを両立」とし、自然と のふれあいを愉しみながら誰もが快適に暮らせる環境を創出を提案。各住戸にはシンボルツリーを配して景 観に変化と潤いを持たせ、芝生に覆われた庭は緑豊かな街並みを形成。また、フェンスを用いる場合には植 栽で隠しやわらかな印象を演出し、駐車スペースは透水性舗装で雨水を大地に返し、ヒートアイランド現象 を抑制。 このほか、道路からのアプローチはスロープとし、内部も段差解消や車椅子対応の廊下とするなど、環境共 生の考えに基づいて身近な自然を保全・育成し、暮らしの中で四季の移り変わりを愉しめる街区づくりを目 指すとともに、ユニバーサルデザインを導入して安心・快適な住環境を提供するとしている。 事業予定者の２者は、今月中に土地の売買契約を締結するとともに、工事に着手して販売を開始するとして いる。