建設局発注工事で採用、受付は5月31日まで 大阪市では、車道用保水性ブロックの技術提案を公募する。市が定めた基準に基づいた技術提案で、合格し たものについては市建設局が発注する保水性ブロック工事での使用を認定するとしている。2004年度から 2006年度の技術提案で認定されたものについても再応募が必要としている。募集要項との配付並びに提案受 付は5月31日まで。 建設局では、降雨や散水による水分をブロック内に保水し、また従来のインターロッキングブロックやコン クリート水辺板などのブロックと同等以上の強度、耐久性、同様の外観性を持つ保水ブロックについての基 準を2007年度基準として策定、今回、この基準に基づいた技術提案を公募するもの。 応募は、大阪市の舗装工事入札参加資格を有する業者が対象。提案公募では、開粒度アスファルト舗装の中 の空隙に、水もちのよい材料(保水材)を充填し、降雨や散水により保水材に蓄えられた水分の蒸発によっ て路面の温度を下げる効果のある舗装材を求める。 低減効果は、散水を行った保水性舗装と散水を行っていない(再生)密粒度アスファルト舗装で、それぞ れの最高路面温度の差が五度以上であることとした。 工事では、生活道路の既設車道の舗装版を打ち換えて、基層に厚さ4?の再生粗粒度アスファルト混合物、 表層に厚さ5?の保水性舗装を施工するもので、充填する保水材の量は任意とした。 応募にあたっては、保水性舗装の開発費用や技術資料作成費用、路面温度測定費用を負担し、提案する保水 性舗装を過去に道路などの屋外において、100m以上の面積で施工(試験施工含む)した実績を有すること。 また、2006年度から2009年度の大阪市入札参加資格者名簿に「舗装工事」で登録していることとしている。 審査は、市建設局が書類審査と工場検査を実施、合格した保水性ブロックは、建設局が発注を予定してい る工事で使用可能なブロックに認定される。また、2004年から2006年度の同ブロックに関する技術提案に認 定されたものについても再応募が必要などとしている。 応募要項等の配布と提出先は、大阪市住之江区南港北1−14−1大阪ワールドトレードセンター12階の大阪 市建設局道路部補修担当(電話06-6615-6801)まで。