「尼崎運河」と「咲洲キャナル」を認定 国土交通省港湾局が公募していた運河の魅力再発見プロジェクトで、近畿地方整備局管内では尼崎西宮芦屋 港「尼崎運河」（申請者・兵庫県阪神南県民局長）と大阪港「咲洲キャナル」（同・大阪市港湾局長）の２ 件が認定された。 同プロジェクトは、地域と港湾管理者などが主体となって、「運河」の魅力を再発見し、地域の個性を活か した水辺の賑わい空間づくりや水上ネットワークの構築、防災機能の強化などを図り、「運河」を核とした 魅力ある地域づくりを支援するのが目的。公募は１月22日から28日まで行われ、全国で八件のプロジェクト が認定された。 「尼崎運河」は、尼崎臨海地域を人々に賑わいと潤いをもたらす魅力と活力のあるみなとまちに再生するの が目標。緑地やクルーズ航路を設けるほか、六カ所の舟付き場、オープンデッキの整備、水上コンサート、 ガーデンコンテストの場などを整備する。「咲洲キャナル」は、市民が運河を訪れる機会を増やし認知度を 高め、運河を利用した地区内の歩行者ネットワークを充実させる。また、運河周辺施設と一体となった水辺 空間利用を促進させるのが目標。案内板の整備や水辺空間を利用したイベントの実施、プランターなどの設 置、親水階段やデッキの整備、集客施設