長谷工グループが参加・４月に決定 大阪府は15日、「府営苅田住宅民活プロジェクト」の再入札を実施、長谷工コーポレーションを代表企業とす るグループが参加した。今後、入札参加資格及び提案審査を行い４月に落札者を決定する。同事業は、ＰＦＩ 事業として府営住宅の建替と用地活用により民間施設を一体的に整備するもの。 参加したのは、代表企業を長谷工コーポレーションとして、アロー建物管理、志眞建設、綜企画設計、大末建 設、ダイドーサービス、森長工務店で構成するグループ。 この事業は、大阪市住吉区苅田９丁目の面積約1.8haに、10階建て以下（複数棟可）の建替住宅248戸と、Ｐ ＦＩ事業者が府から活用用地を取得して自ら民間施設を整備するもの。府営住宅は建設後に府に所有権 を移転するＢＴ方式。 ＰＦＩ事業者の業務範囲は、「府営住宅整備業務」「入居者移転支援業務」「用地活用業務」で、このうち住 宅整備では既存住宅の解体撤去工事と建替住宅の基本・実施設計、建設などを行う。 入札は総合評価一般競争入札（ＷＴＯルール）で実施され、提案審査では「府営住宅建替事業における民間活 力の活用委員会」が、価格と事業計画などから総合的に審査する。予定価格は府営住宅整備が35億8,200万 円、活用用地の譲渡額が24億５千万円以上としている。 落札者の決定は４月中旬に行い、府議会の決議を経て５月下旬に特定事業契約を締結、既存住宅解体撤去後の 2008年２月上旬に活用用地の種有権を移転して引渡し、建替住宅の整備は2010年６月下旬までに終え、所有権 移転後、同年８月までに本移転を完了する。事業終了は同12月下旬の予定。