（社）大阪府中小建設業協会（岡野三郎会長）の主催による「第13回大阪府中 小建設業振興大会」が16日、大阪市内のホテルで開催された。大会には岡野会 長はじめ会員、社全国中小建設業協会の岡本弘会長ら来賓など約130人が参加 し、表彰式や記念講演などが行われた。 大会では、初めに岡野会長が挨拶。岡野会長は、「公共事業を命綱とする中小 建設業の環境は、国や地方の公共投資減少により悪化している」としながら も、‘社会に奉仕する力強い地場産業‘を目指す全中建のビジョンを踏まえ、 大中建でも「地域社会に貢献するという使命を全うできるよう努力したい」と 呼びかけた。 来賓祝辞では、近畿地方整備局の布村明彦局長から、「近畿の発展基盤となる 社会資本整備を推進するため、国土形成の担い手として建設業の役割に期待す る」とのメッセージが寄せられ（代読＝坂信哉・建政部長）、大阪府知事と大 阪市長からの協会の役割に対する期待の言葉が披露された。
また全中建の岡本会長は、地域経済を支える地場業者の倒産が相次ぐ中、「協会として格差の是正とともに、 受注確保と適正価格での受注などを全国的な課題として認識して訴えていきたい」とし、今後の支援と協力を 要請した。 大会ではこのほか、優良現場施工管理者に対する表彰式や、国土交通省総合政策局建設業課の長谷川周夫・建 設業構造改善対策官による記念講演「最近の建設業をめぐる情勢について」などが行われた。