全ての災害防止を目指して 大成建設(株)関西支店の「2007年安全衛生管理徹底大会」が23日、大阪市中 央区のエル・おおさかで開催された。大会には寺下支店長はじめ協力会各社の 代表ら約700人が参加し、労働災害絶滅への誓いを新たにした。 ※写真:挨拶する寺下支店長
初めに挨拶に立った寺下支店長は、昨年を振り返り「3年連続して死亡災害ゼロを達成することができた」 と、それぞれの取り組みに謝辞を述べ、「今年度の目標はより高いものとなり、意識の変革と管理手法を徹底 しなければハードルは越えられない」と強調。今年度については、リスクアセスメントの徹底とヒューマンエ ラーによる災害防止を挙げながら、葉山社長の「全ての災害は防ぐことができる」との言葉を引用し、「全員 がそれぞれ肝に銘じ、一体となって災害ゼロを目指してがんばろう」とさらなる努力を呼びかけた。 ついで、本社の井川文雄安全・環境本部長が、「良い作業所に共通するのは雰囲気の明るさ。働く人達が仕事 を楽しんでいるのが要因」と指摘し、どうやって明るくするか、それぞれの立場で考えてほしい―と要請し た。 来賓挨拶では、大阪労働局の藤永芳樹・労働基準部長が、「安全で安心して働ける環境整備が我々の役目。今 年は各現場を回ることを徹底したい」とし、厳しい環境の下、「いかなる状況でも人命尊重の立場で取り組 み、同じ仲間を仕事で失わないでほしい」と、労働局も全力で取り組んでいくとの決意を語った。 大会ではこの後、今年度の安全方針の説明と安全宣言などが行われ、ゼロ災達成を誓い合った。