実技には81人が参加 本番直前の講習会で合格率アップへ――。関西鉄筋工業協同組合（田村春雄理事長）は20日と21日の２日間に わたり、国家試験の「鉄筋施工技能検定試験」の学科及び実技の講習会を開催した。 東大阪市の府立東大阪高等職業技術専門校（テクノセンター東大阪）で行われた講習会には、学科及び実技試 験の受検予定者の81人（今回は一級のみ）が参加した。 この講習会は、同組合が受検者の合格率アップをめざして例年、本番の検定試験を前に実施しているもの。昨 年11月にも２日間の日程で開催されており、合計４日間にわたって行われた。 今回の講習会では、20日に学科（午前）と実技（午後）が、また21日には学科の講義が行われ、参加者はそれ ぞれ本番さながらの真剣な表情で講師の指導を受けていた。このうち、20日の実技講習では、３から４人ずつ が１つのグループになって、図面をもとに鉄筋の組立作業に取り組んでいた。 講師は組合の技術委員長でもある戸田裕雄副理事長をはじめ検定委員長の山下晋治（実技）、又野吉史 （同）、惠谷信（同）、三島光一郎（学科）の各氏が担当した。なお、本番の学科試験は１月28日に大阪商業 大学で、また実技試験は２月２日から４日までの３日間、大阪府摂津市のポリテクセンター関西でそれぞれ実 施される。