適正処理の周知徹底を 5団体合同公害対策関西支部(本庄正史支部長)の「建設工事に伴う公害防止対策講習 会」が18日、大阪市西区の建設交流館で開催された。建設廃棄物処理やリサイクルに 関しての周知徹底を図ることを目的に、支部公害対策部会(白井元之部会長)が主催し たもので、支部会員各社の代表ら約200人が参加した。社大阪建設業協会との共催。 講習会では、初めに主催者を代表して白井部会長が挨拶。白井部会長は、業界を取り巻 く状況は依然として厳しいが、「廃棄物の発生抑制やリサイクル、適正な処理は、社会 的要求であり我々の課題でもある」とし、この講習会によりそれらの周知徹底を図り、 それぞれの取り組みを進めてほしいーーーーとその成果に期待を寄せた。
【写真】挨拶する白井部会長 講習内容は次の通り。 ▽「建築物の石綿除去等作業における飛散防止について」=吉岡牧二郎・大阪府農林水産部環境管理室事 業所指導課調整グループ課長補佐 ▽「建設リサイクルの現状について」=井筒由幸・国道交通省近畿地方整備局企画部技術調査課課長補佐 ▽「公害防止・建設副産物の現場管理について」=豊川亨次・中之島新線第一工区工事事務所長(鴻池組 ・清水建設・大本組JV) ▽「産業廃棄物適正処理の現状について」=広田昭生・五団体本部公害対策部会事務局参事 ▽「不法投棄事案における契約とマニフェストについて」=井深慶郎・岐阜市環境事業部産業廃棄物特別 対策室調査リーダー ▽「産業廃棄物の自社運搬の留意事項について」=林健蔵・五団体関西支部公害対策部会専門委員