人材の確保・育成を 関西鉄筋工業協同組合(田村春雄理事長)の「平成19年新年互礼会」が16日、大阪市内のホテルで開催さ れ、今年1年のさらなる飛躍を誓い合った。 当日は、田村理事長をはじめ来賓、会員及び賛助会員各社の代表ら約70人が出席した。 冒頭、挨拶に立った田村理事長はまず、景気回復がまだ鉄筋工事業界にとっては実感するまでに至っていない と指摘した後で、元請間の受注競争に伴う低単価での指値発注などにより、厳しい経営環境を余儀なくされる とともに、深刻な技能工不足となっている現状を説明。 そして「このままでは鉄筋工事業だけでなく、国の基幹産業としての建設業全体の衰退に繋がりかねない。人 材の確保・育成は急務であり、建設業界全体で取り組むことが必要だ」と訴えるとともに、組合活動の一層の 充実と会員の一致結束による取り組みを呼びかけた。 この後、中山泰秀・衆議院議員による来賓挨拶に引き続き、戸田裕雄副理事長の発声で全員が力強く乾杯し、 祝宴へと移った。なごやかな歓談の輪が広がる中で、出席者は新年のスタートに決意を新たにした。