工事無災害、神前に誓う 建設業労働災害防止協会大阪府支部（淺沼健一支部長）の「平成１９年新年安 全祈願祭」が１１日、大阪市天王寺区の生國魂神社で執り行われ、建設工事で の無災害を誓った。
【写真】工事の安全を祈願する淺沼支部長と（左）と藤永部長
祈願祭には、淺沼支部長並びに大阪労働局の藤永芳樹・労働基準部長及び支部役員ら約５０名が参列。厳かに 神事が進む中、淺沼支部長と藤永部長がそれぞれ神前に玉串を捧げ、今年１年間の建設工事における無事・安 全を祈願した。 祈願祭終了後、挨拶に立った淺沼支部長は、災害発生件数のワーストワン返上に到らなかった昨年を振り返り 「忸怩たる思いがあり、反省もしている」とし、「事故の要因には心の緩みなど必ず原因があるはず。アナロ グ面も含めて考えながら取り組みをお願いしたい」と語り、今年については「業界も変り目に来ておりある意 味で正念場。職人さんの命を預かっているということを配慮してほしい」と今後の努力を呼びかけた。 次いで藤永部長が、労働法令の改正などにより働き方も変り目に来ているーとし、「適正な労働契約や労務管 理がなされて正しいモラルが維持され、ひいては災害防止にもつながると思う」と指摘。また、ワーストワン については「残念の一言だが、多方面から原因を追究していく」としながら、今年は原点に戻り「出来るだけ 現場に入っていきたい」との意向を述べ、各社のさらなる努力を要請した。