在阪の建築14団体による「2007年合同新年交礼会」が4日午後、大阪市内のホ テルで開催された。交礼会には、各団体の会長・支部長並びに来賓、会員各社 の代表者ら約550名が出席し、年頭にあたりそれぞれの発展を誓い合った。 交礼会では、初めに当番団体を代表して日本建築学会近畿支部の杉山茂一支部 長が挨拶。杉山支部長は、建築の在り方が「丁寧に造って大事に使うという時 代になってきたが、これには業界だけの努力だけでなく、社会的な理解とバッ クアップが必要」と指摘。このため「建築界内部だけの取り組みだけでなく、 社会的に理解を促すための議論が必要となってくる」とし、団体が結束して取 り組んでいこうと呼びかけた。 来賓祝辞では、近畿地方整備局の坂真哉・建政部長が、「昨年の不祥事により 建築界に対する不信感が高まってきている」とし、今年は建設業法や建築士法 などの法令改正を受けた施策の推進を上げながら、「信頼を取り戻すには全て の関係者の地道な努力が重要で、今年が信頼回復元年となることを願う」と今 後の努力に期待を寄せた。 ※写真上:在阪建築14団体の合同新年交礼会 ※写真下:挨拶する杉山支部長
また、大阪府の太田房江知事からは、「今年は再生から成長へのアクセルを踏む正念場の年となる。皆さんの 支援をお願いする」との言葉が寄せられ(代読・梶本徳彦副知事)、関淳一・大阪市長からの「都心の再生と 活性化、魅力あるまちづくりへの協力を」とするメッセージ(代読・井越将之助役)が披露された。 この後、日本建築家協会近畿支部の吉羽逸郎支部長の発声により全員で乾杯を行い、団体相互の連携と発展を 誓うとともに新年を祝い合った。 14団体は次の通り。 ▽(社)日本建築学会近畿支部 ▽(社)日本建築家協会近畿支部 ▽(社)大阪建設業協会 ▽(社)日本建築材料協会 ▽(社)大阪建築士事務所協会 ▽(社)建築業協会関西支部 ▽(社)日本建築構造技術者協会関西支部 ▽(社)日本建築積算協会関西支部 ▽(社)建築設備技術者協会近畿支部 ▽(社)大阪電業協会 ▽(社)大阪空気調和衛生工業協会 ▽(社)大阪建築設備設計事務所協会 ▽(社)日本建築協会 ▽(社)大阪府建築士会