魅力ある職場環境へ 兵庫県並びに兵庫労働局、雇用・能力開発機構兵庫センター、社兵庫県建設業 協会の主催による「平成18年度建設雇用改善推進大会」が11月28日、神 戸市内のホテルで開催され、優良事業所表彰や記念講演などが行われた。 この大会は、毎年11月の「建設雇用改善推進月間」の啓発活動の一環として 開催されているもので、行政はじめ建設関係者ら約150人が参加し、魅力あ る職場環境の実現に向けた一層の取り組みを誓い合った。 大会ではまず、兵庫県の表具喜治・産業労働部長が挨拶に立ち、景気回復が言 われる中で、実態は地域や企業間、業種によって大きなバラツキがあることを 指摘し「建設業は地域経済の発展と地域のコミュニケーションを支える重要な 部分と認識している。雇用改善を進め、働く人が夢を持って仕事できるようが んばってほしい。そのためには、行政としても出来る限り支援していきたい」 と呼びかけた。
【写真上】:優良事業所表彰
【写真下】:挨拶する表具産業労働部長と兵建協の岡会長
また、兵庫労働局の岡崎直人・職業安定部長、雇用・能力開発機構兵庫センターの川崎誠・統括所長の両氏も それぞれの立場から各企業の雇用改善の推進に期待する挨拶を寄せた。 そして、最後に挨拶した兵庫県建設業協会の岡繁男会長は、公共事業の削減など建設業を取り巻く厳しい現況 にふれながら「福利厚生を含む雇用環境の整備を図り、質の高い労働力の育成に努め、快適で魅力ある職場の 実現をめざしたい」と力強く締めくくった。 引き続き、雇用改善優良事業所表彰へと移り、兵庫県知事表彰として協同建設?(姫路市)と?岡野工務店 (明石市)の2社に対し、表具・産業労働部長から賞状と記念品が贈られた。 大会ではこのほか、「建設業に働く若者からのメッセージ」入選者への表彰、記念講演などが行われ、大会を 実りあるものとして閉会した。