（株）長谷工総合研究所がまとめた10月の近畿圏マンション市場動向によると、新規供給戸数は3,108戸で、 前年同月比24.3％減となった。特に、大阪府下の各地域で前年実績を大きく下回った。新規発売物件数は前年 同月比3.2％増の97件だった。 初月販売率は69.6％（前年同月比5.6％減）で、60％台に低下したのは１月（62.9％）以来、今年２度目とな る。分譲中戸数は4,064戸と前年同月比160戸増加し、７月以来の4,000戸台を上回る結果となった。 平均価格は前月比2.3％減の3,207万円となり、分譲?単価は46万２千円と前月比10.5％アップした。特に、大 阪市はワンルームマンション（２件・252戸）の供給もあり、前月18.7％増となっている。平均面積は前月比 9.03?狭い69.42?だった。 10月の地域別の新規発売物件数と新規供給戸数は次のとおり（％は前年同月比）。 ▽大阪市＝28件・1,097戸（20.9％減） ▽南大阪＝５件・53戸（63.4％減） ▽東大阪＝９件・261戸（39.3％減） ▽北摂＝14件・290戸（49.2％減） ▽神戸市＝12件・350戸（14.0％減） ▽阪神間＝12件・214戸（6.5％増） ▽その他兵庫＝２件・56戸（8.2％減） ▽京都市＝９件・529戸（76.3％増） ▽その他京都＝０件・０戸（―） ▽和歌山県＝１件・39戸（17.0％減） ▽奈良県＝１件・31戸（61.7％減） ▽滋賀県＝４件・188戸（54.6％減）