地域社会との調和・交流と活性化を考えた作品群 （社）建築業協会（野村哲也会長）は２１日、東京都千代田区のパレスホテル で、第４７回ＢＣＳ賞（建築業協会賞）表彰式を開催した。今回は全国２７都 道府県から８５件に及ぶ応募作品の中から選考委員会の厳正な審査の結果、賞 １４件、特別賞２件の作品が選ばれた。環境・景観に配慮したものなど、いず れも人々の生活にとけ込み、地域社会との調和・交流と活性化を考えた作品 （オフィス、複合施設、学校美術館など）で高い評価を得ている。 表彰式には野村会長をはじめ協会関係者や来賓、受賞者の代表ら４００人が出 席した。まず、野村会長が挨拶に立ち、「１６件の優秀な建築作品が広く内外 に紹介されることはわが国建築界にとっても意義深いことだ。とくに今回は地 方都市での受賞が多く、どの作品も個性的で存在感に溢れている。それぞれの 地域社会と一体となって末永く親しまれ、地域の交流と活性化に貢献すること を切に願っている」と感謝の言葉を述べた。
【写真上】：挨拶する野村会長
【写真下】：４００人が参加した第４７回ＢＣＳ表彰式
また、来賓の冬柴鉄三国土交通大臣（代理）からも「建築主、設計者、施工者の三者が緊密な協力関係を築 き、優れた建築物を整備することが重要だ。今回受賞された１６件の作品はどれもわが国の建築文化と建築技 術の発展を象徴している。受賞者の皆様には、今後とも社会の期待に応えるべく、一層の努力をお願いした い」との祝辞が寄せられた。 受賞作品１６件の表彰では、野村会長が建築主・設計者・施工者の代表に表彰状を手渡した。なお、式終了後 は懇親パーティーが催され、各出席者は受賞の喜びを分かち合った。